東ソー・ファインケム株式会社は、メタロセン触媒系の高機能ポリオレフィン（ＰＯ）樹脂（ポリエチレン、ポリプロピレン、ＰＯエラストマー）の助触媒として使用されるメチルアルミノキサン（Methylaluminoxane、以下ＭＡＯと略）の大幅な生産能力増強を行いました。
アルキルアルミ二ウムを利用する従来型のチーグラーナッタ触媒は、ＰＯ樹脂、合成ゴムの重合に欠かせず、当社はお客様の要望に応え安定供給を行ってまいりました。
近年、成長著しいメタロセン触媒系の高機能ＰＯ樹脂は、従来のチーグラーナッタ系ＰＯ樹脂と比較して機能性に優れており、その助触媒として使用されるＭＡＯも同様に高い成長が見込まれております。
当社は、１９９０年代より、山口県周南市の自社工場でＭＡＯを生産してまいりましたが、アジア地域での旺盛なＭＡＯ需要に応えるため、製品ポートフォリオを転換、経営資源を集中させ、ＭＡＯ製品群の大幅な生産能力増強を行いました。加えて原料トリメチルアルミニウムからの一貫生産体制も整備し、市場への安定供給体制を整えました。
ＭＡＯ製品群として、主にメタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）向けに使用されるＰＭＡＯ（Polymethylaluminoxane）、主にＰＯエラストマー向けに使用されるＭＭＡＯ（Modifiedmethylaluminoxane）、加えて当社独自技術で固体化した特殊グレードであるＳＭＡＯ（Methylaluminoxane Solid Type）を品揃えしております。お客様の様々なご要望に対応することで、アジア市場でのＭＡＯトップメーカーを目指します。
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以 上
お問い合わせ先
東ソー・ファインケム株式会社 営業１部
東京都港区芝３-８-２
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